4月の沖縄を旅していると、墓地に大勢の人が集まり、 重箱を広げて過ごしている光景に出会うことがあります。
これがシーミー(清明祭)です。 沖縄の春の、最も大きな祖先行事です。
旅行への影響は「渋滞」
旧盆ほどの影響はありません。店が一斉に閉まるようなことはなく、 観光施設もホテルも通常どおりです。
影響が出るのは道路です。
- 墓地周辺が混む — 沖縄の墓地は幹線道路沿いの丘にあることが多く、 周辺道路が駐車待ちの車で混みます
- 週末に集中する — シーミーは期間内の都合のよい日に行うため、 土日に集中します
- スーパー・惣菜店が混む — 重箱料理を買い求める人でレジが混みます
レンタカーで移動する予定なら、4月上旬〜中旬の週末は移動時間に余裕を。
時期は毎年変わります
シーミーは二十四節気の清明から始まり、次の節気の穀雨までのおよそ2週間です。
清明は太陽の位置で決まるため、新暦では毎年4月4日〜5日ごろとほぼ動きません。 旧暦で決まる旧盆が1か月近く動くのとは対照的です。
正確な日付はシーミーのページでご確認いただけます。
墓地には入らない
シーミーの時期、沖縄の墓地は親族が集まって過ごす場になっています。
大きな亀甲墓(かめこうばか)が並ぶ光景は独特で、 写真を撮りたくなるかもしれません。 しかし、そこは人が祈り、食事をしている場所です。
墓地には立ち入らない。写真を撮らない。 道路から遠景として目にする程度にとどめてください。
考え方については沖縄の行事を見るときのマナーもご覧ください。
この時期の沖縄の良さ
シーミーの時期は、沖縄旅行としてはとても良い季節です。
- 梅雨入り(例年5月上旬)の前で、天気が安定しやすい
- 気温は20度台半ば。暑すぎず、泳げる日もある
- 夏休みシーズンより宿が取りやすい
海開きは3月に始まっています。 本島のビーチは4月には多くが遊泳可能です。
ついでに知っておくと
シーミーの重箱料理(ウサンミ)は、 かまぼこ、三枚肉、揚げ豆腐、昆布などを詰めたものです。
この時期、スーパーや惣菜店にはウサンミの材料や できあいの重箱が並びます。 行事そのものは見るものではありませんが、 店先の様子から、沖縄の暮らしの季節を感じることはできます。
沖縄の年中行事の日程は年間カレンダーでご確認いただけます。
