旧盆の3日間の流れ
沖縄の旧盆は旧暦7月13日から15日までの3日間。日ごとに呼び名と意味があります。
- ウンケー(旧暦7月13日) — 迎え盆。夕方、仏壇にウンケージューシー(炊き込みご飯)などを供え、 門の前で火を焚いて祖先を家に迎えます。
- ナカビ(旧暦7月14日) — 中日。祖先が家にいる日。親戚や親しい家を訪ねて仏壇に手を合わせる 「仏壇まわり」をする人が多い日です。
- ウークイ(旧暦7月15日) — 送り盆。3日間で最も大切とされる日。重箱料理を供えて別れの膳を囲み、 夜遅くにウチカビ(あの世のお金とされる紙)を焚いて祖先を送り出します。
エイサーの「道ジュネー」(青年会が地域を練り歩く演舞)は、もともとこの旧盆の時期に 祖先を送迎するために行われてきたものです。
ウンケーに供えるウンケージューシーは、沖縄の炊き込みご飯クファジューシーの一つです。 「クファ」は堅いという意味で、米を豚の三枚肉と炊き込むことを指します。 農林水産省「うちの郷土料理」によれば、ウンケーの夕方には 葉ショウガを使ったものが「ウンケージューシー」として食べられてきました。
供え物の中身や重箱の整え方は地域ごと・家ごとに異なります。このサイトでは形を定めません。
なぜ毎年日付が変わるのか
旧盆は旧暦の日付で決まる行事だからです。旧暦の月は新月(朔)の瞬間を含む日から始まり、 1か月は29日または30日。1年が新暦より約11日短いため、新暦に直すと毎年日付がずれます。 うるう月が入る年には、逆に大きく後ろにずれます。
そのため旧盆は、早い年で8月上旬、遅い年では9月上旬になります。 たとえば2025年のウンケーは9月4日でした。
日付を間違えないために
旧暦の計算は、新月の瞬間をどの標準時で見るかで1日ずれることがあります。 中国の旧暦(農暦)は中国標準時が基準なので、日本の旧暦とは日付が食い違う年があります。
このサイトの日付は、日本標準時を基準に計算し、国立天文台が発表する暦要項の 新月・二十四節気の時刻と全件突合して検証しています。 検証方法はこのサイトについてで説明しています。