440年余の歴史を伝える大綱曳

与那原大綱曳の始まりは1500年代、尚永王の時代までさかのぼるといわれ、 440年余の歴史を持つと伝えられています。

豊作祈願の神事として始まったもので、東西に分かれた雌雄2本の綱を結び合わせることで 稲の実りを前もって祝い、勝敗によってその年の豊凶を占う——という意味を持つ行事です。

「支度(したく)」が綱の上に立つ

与那原大綱曳の最大の見どころが支度です。 歴史上の人物に扮した者が綱の上に立ち、そこから綱曳の終わりまで、 一連の流れが途切れることなく続いていきます。

綱を挽く力比べであると同時に、演じられる行事でもあるところが、 この大綱曳の性格をよく表しています。

日付は「旧暦6月26日以降の日曜日」

もともとは旧暦6月26日に、町内の拝所で豊年と住民の健康を祈願したうえで行われていました。

しかし農家の減少や生活の変化、観光行事としての面が強くなったことなどから、 現在は旧暦6月26日以降の日曜日に開催されています。

旧暦を起点にしつつ、そこから最初の日曜へずらす——という決め方のため、 このサイトでは自動計算せず、主催者の発表を待って掲載しています。

旧盆の祭りではありません

旧暦6月26日は、旧盆(旧暦7月13〜15日)より前にあたります。 新暦ではおおむね7月下旬から8月上旬です。

夏の大きな祭りが集中する時期のため「旧盆の頃の祭り」と思われがちですが、 暦の上では旧盆前の行事です。日程を確認するときは注意してください。

沖縄の大綱引きの日付の決め方

同じ大綱引きでも、日付の決め方はそれぞれ違います。

行事日付の決め方
糸満大綱引旧暦8月15日のまま(自動計算できる)
与那原大綱曳旧暦6月26日以降の日曜(主催者発表)
那覇大綱挽まつりスポーツの日を含む3連休(主催者発表)

旧暦をそのまま守る行事、旧暦を起点に曜日へ寄せる行事、新暦の連休に合わせる行事。 沖縄の祭りが暦とどう折り合いをつけてきたかが、ここに表れています。