10日間続く、竹富島最大の行事

種子取祭(タナドゥイ)は、その名のとおり作物の種を蒔くことにまつわる祭りです。 約600年の伝統を持つと伝えられ、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

期間は10日間。このサイトが扱う行事のなかで最も長い祭りです。

なかでも7日目と8日目が中心で、島の世持御嶽(よもちおん)80余りの芸能が奉納されます。 7日目は玻座間村(東・西)、8日目は仲筋村がそれぞれ芸能を担います。 7日目の夜には、各家を巡るユークイが夜通し行われます。

人口わずかな島に、これだけの数の演目が伝えられ、 住民の手で毎年演じられていることが、この祭りの価値です。

日付は干支で決まる

種子取祭は、旧暦9月か10月に巡ってくる「甲申(きのえさる)の日」から始まります。

干支の日は60日で一巡する周期で、旧暦の月とは別に流れています。 そのため「旧暦◯月◯日」という形に置き換えることができません。 奉納芸能の2日間が庚寅(かのえとら)・辛卯(かのとう)の日と呼ばれるのも、 この祭りが干支で組み立てられているからです。

暦の決まり方としては、同じく干支によるミャークヅツと同じ仲間です。

このサイトでは推測した日付を出さず、島の告知を待って掲載します。 例年は10月中旬から11月上旬にあたります。

訪れる方へ

奉納芸能の2日間、竹富島は祭り一色になります。 この時期の宿と船便は非常に混み合います。 日程が判明したら、すぐに手配してください。

御嶽(おん)は島の聖域です。芸能は見せてもらえますが、 立ち入ってよい範囲は島の案内に従ってください。 これは観光のための公演ではなく、神への奉納です。