池間・佐良浜・西原に伝わる祭祀

ミャークヅツは、宮古島の池間島と、そこから移り住んだ人々が築いた 佐良浜西原の3地域に伝わる祭祀です。 五穀豊穣と大漁を祈り、集落の男性が中心となって行います。

ムトゥと呼ばれる拝所を中心に、宮古の踊りクイチャーが踊られます。 池間島では真謝(まじゃ)・上げ桝(あぎます)・前ぬ屋(まいぬやー)・前里の4つのムトゥが舞台です。

日ごとに呼び名があり、初日をアラビ、2日目をンナカヌヒー、 3日目をアトヌヒー、最終日をブートイビーと呼びます。

由来として伝えられていること

由来には2つの説が伝えられています。 ひとつは、池間の主が人頭税を完納した褒美として祭りを許されたという説。 もうひとつは、一人子を亡くした悲しみから、 この世を楽しく生きようとして始めたという説です。前者が有力とされています。

宮古・八重山に課された人頭税は、多良間の八月踊りの 起源としても語られます。先島の祭りには、この重い税の記憶が繰り返し現れます。

日付が「干支」で決まる

このサイトが扱う行事のほとんどは、旧暦の日付か二十四節気で決まります。 ミャークヅツはそのどちらでもありません。

旧暦8月または9月の「甲午(きのえうま)の日」から3〜4日間—— つまり干支で決まります。

干支の日は60日で一巡する独立した周期で、旧暦の月とは別に流れています。 そのため「旧暦◯月◯日」という形に置き換えられません。 さらに、どちらの月の甲午を採るかや日数は地域によって異なります。

このサイトでは、推測した日付を出さず、地域の発表を待って掲載する方針です。 例年は9月下旬から10月にあたります。

訪れる方へ

観光イベントではなく、集落の祭祀です。 日程の告知の仕方や、見学できるかどうかは地域によって異なります。 訪れる場合は、必ず地域の案内に従ってください。