沖縄には正月が複数ある
沖縄では、新暦の正月のほかに旧暦1月1日の旧正月(ソーグヮチ)、 さらに旧暦1月16日の十六日祭(あの世の正月)があります。
沖縄本島の多くの地域では、生活の暦が新暦に移るにつれて新正月を祝う家が主流になりました。 一方で、旧正月を今も本来の正月として祝う地域が残っています。
旧正月が色濃く残る漁師町
代表的なのが糸満です。漁は潮の満ち引きに左右され、潮は月の運行で決まります。 月を基準にした旧暦が仕事の暦そのものだったため、漁師町では旧暦の行事が根強く残りました。
旧正月の朝、糸満漁港には大漁旗を掲げた漁船が並びます。 一年の航海安全と豊漁を願うもので、色とりどりの旗がはためく光景を見に訪れる人もいます。 海の神をまつる白銀堂(はくぎんどう)に参拝する人の姿も見られます。
このほか、久高島や本島北部の一部の集落など、旧正月に行事を行う地域があります。
旧正月と中国の春節はずれる年がある
旧正月は「旧暦1月1日」、つまり新月(朔)の日です。 ただし新月の瞬間をどの標準時で見るかで、日付が1日変わることがあります。
日本の旧暦は日本標準時、中国の旧暦(農暦)は中国標準時が基準です。 たとえば2027年の旧正月は日本では2月7日ですが、中国の春節は2月6日になります。 「春節はいつ」で調べた日付が沖縄の旧正月と食い違うことがあるのは、このためです。
このサイトの日付は日本標準時を基準に計算し、国立天文台の暦要項と突合して検証しています。